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松 / マツ

木の説明4回目は です。
松は庭にあったり、学校・お寺にあったり、馴染みの木です。
葉っぱは、トゲトゲしている事と、
はひび割れたカメの甲羅のような物が、張り付いたウロコのようで、
丸太の中で、木の種類が一番分かりやすい樹皮です。

松にも種類がありますが、市場に出て来るのは、赤松黒松です。
市場に勤めるまで、私も知らなかったのですが、赤松は山にあって、マツタケがとれたりする。
黒松は海岸にあって、防風林になったりする。

赤松は「女松」と呼ばれ、黒松は「男松」と呼ばれ、赤松の松葉は柔らかく、黒松の松葉は硬い
写真は今日、偶然にも通勤の途中で道路に落ちていた松葉を拾ってきた物です
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3月なのにもうヤニが付きました。木には切りがあって、秋~冬場の木の生長が止まっているときに切ると、水分が少なくて良いのですが、松は伐り旬が少なくて12月~2月と言われています。

赤松の生えてる写真はこんな風に、皮がむけて枝が勝手に枯れ落ちる。
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昔の絵で、峠の茶屋の横に幹が伸びて、上の方にだけ葉っぱがある木がよくありますが、それが赤松では無いでしょうか

市場に出てきた、黒松。赤松は、皮が落ちてる枝も落ちた痕跡が残ってる
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山の斜面の、赤土をきれいにするだけで、勝手に生えてくる。
山際を削り、この市場が出来た頃の写真は、奥に赤土が見える。
次に、20年後のほぼ同じ位置の現在の写真は、冬なので草が生えていなくて松が分かりやすい。
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松の樹皮黒松赤松
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松は年輪の冬目が強く、家を支えるなどに使われる(昔)反りもあり、その反りを利用して使われる。
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天井の耐震補強に 後から入れた「松の梁」 上からの重みに強いように反りを利用しています。
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年輪の説明図P3090061.jpg
松の年輪は、に成長した白い部分に対して、に成長する黒い部分が、他の木より太く分かりやすい。
松の木目
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私が思う・・松の年輪と似ているのがモミの木の年輪ですモミ
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しかし、樹皮は全然似ていません。モミの木は、白樺風の樹皮です。
松との大きな違いは、松はヤニが出ますが、モミはヤニが出ません。

もみ P4180051_20220307170415435.jpg

以前も書きましたが、モミの木は、クリスマスツリーに人気ですが、市場に出てきたモミの丸太は「かんおけ」「塔婆」に売れていきます。

余談ですが市場の近くに「見返りの松」と呼ばれている、立派な松の木があります。初雪の日が特にきれいな写真が撮れるそうです。
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市場には関係ありませんが「五葉松」は庭木に人気の松です。
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北海道旅行に行ったときにガイドさんが「とど松は、天に届け!届け!と、上に伸びる松です」と、聞いた話しは分かりやすく印象に残っています。

どう見ても松なのに杉と名前が付いてるのが「ヒマラヤ杉」です。
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その松ぼっくりが木の上にある時
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ヒマラヤ杉の松ぼっくり 地面にはバラバラになって落ちてくる
ヒマラヤ杉3 ヒマラヤ杉5


松の板と木工品です
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また、松は冬目が強いので「釘のききが良い」と言われていて、リンゴの箱にも使われています。
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また、饅頭の裏や、梱包にも使われています。
小浜市のソウルフード「カレー焼き」にも、京都の錦市場で買った「だし巻き」にも、いろんなところで使われています。
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何故、松なのでしょね?それは専門外なので、分かりませんが、ネットによると
香りが少なく抗菌作用があり、クッション性もあるそうです。木なので湿気も吸うかもしれません。

以前、ブドウを頂いたときにブドウを1房取った後にモジャモジャしたクッション材を「あ、松や!」とクンクン鼻に当てて
「な、松の匂いするやろ」と、市場の人は話していましたが、私には?分かりませんでした。
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想像ですが、桧も抗菌はありますが、ささくれたり、松より香りが強いですね。
クッション材で思い出しましたが、以前は競馬の競走馬のトレーニング用に冬になると松が栗東に売れていきました。
赤松と杉を混ぜた ウッドチップはクッションが良く負担が少ないそうです。
でも、赤松は酸性雨と、松食い虫で駄目になったので、今はありません。

以上が松の説明でした。
今回書ききれなかった、松にまつわるの話を次回は書こうと思います。
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2021~2022年 今年の雪は凄い!!

最近は雪ゼロの年があったり、数㎝の年があったり、温暖化を実感していましたが
この冬の雪は、ドッカッと降りました。割
と消えるスピードは早い気がしますが、、、

昨年末からの写真です。
令和3年12月28日屋根雪が落ちて、外に出られません
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たぶん何年も前に こんな状況ありました。

今年の年賀状は、
部長が磨き直したトラと、マキノのメタセコイヤ並木です
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今年に入ってからも 70cmくらい降りました。
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これでは、山も雪が消えずに 木材の入荷が無く・・・開店休業状態で
有休消化月間になっています。
4月から現場に出かけて、市場と現場と2カ所体制で、早朝から頑張ってきた利益を食いつぶしています・・・
まあ、その利益があったから 何とかやりくり出来ている。とも言えます。
今日も、この通りの冬景色です
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これで終わりにして欲しい!雪もコロナも!

またまた、50cmくらい降りました2/24
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近くの闇見神社の看板の上の雪が、斜めなのは強風のせいでしょうか?
今回の雪は、春一番が吹いた翌日の凄く強風だったので、ここは吹きだまりの地域です。
三十三間山の麓だからでしょう。
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最後に、田舎のほのぼのとした写真です
ヤギ やぎ

道路を走っていたら、雪で気がつかなかったのですが、急にヤギがいてびっくりしました
小屋と畑は、こんな感じでした
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これでは、お腹も空きますね。雪の上から柵を越えてきたのでしょうか?

除雪車が通った道路脇の枯れた草の中から、少し青い草を夢中で食べていました。
後ろの山羊は髭があるのですが、髭は泥だらけで黒くなっていました。
手前の山羊は、以前より大きくなった気がしました。

道路に脱走したのを見たのは、この日だけでした

欅 / ケヤキ

木の紹介 3回目はです。
漢字からも想像出来るように、拳のように硬くて強い木です。
市場では・杉・桧の次に名前が上がる馴染みの木ですが、
 杉・桧の針葉樹と違って、広葉樹です。春の新緑は綺麗で 秋には葉っぱが落ちて ちょっと嫌われてる感じがあります。(葉っぱが落ちるから、伐って欲しい!とゆが詰る!など言われています)
家の庭木や、公園、街路樹に見られます。

形は、ほうきを逆さにした形で、真っ直ぐに伸びた幹から、何本かの枝が開いたように伸びています。
車で走っていても、扇形で背が高く天に向かって伸びているので、目立っています。
 市場の近くの冬の欅です
冬の欅

新緑が綺麗な5月の欅と、葉っぱです
5月の欅 欅の葉

欅の樹皮です欅の樹皮は、象の皮のように思えます。老木はまだら模様になります。
欅の皮

同じように象の皮っぽい 樹皮の木が並んでいたので、写真を撮りました。
3本のどれも欅っぽいのですが、どれが欅か分かりますか?プロでも間違える事があります。
市場に運ばれる木は、葉っぱが無い! 枝も無い! 丸太です。樹皮は木の種類を判断する時に重要です
似た皮 PB112728.jpg

また、欅の皮は、パカッと剥がれます。
「なんだその表現」と、思われるかも知れませんが、パカッと剥がれた、写真です
欅の皮 欅の皮

次に、欅の(根元)です。欅は大きくなるので、根は立派に張ります。
硬くて、強くて、切ってから何年も乾燥させていても、反ったりするので「欅は暴れる」と言われたりします。
家が建った後でも、暴れて、家をヒネると言われたりします。
強いので腐りにくいそうです。小さいころ太と思っても 持ってみると意外に重くて持てない位です。
ここだけの話ですが、切り立ては・・少しウンチ臭いです・・
話がそれましたが、根元です
欅の根元 欅の根元
幹の中心から、割れが入らないように カスガイが打たれています木を伐った時から乾燥が始まっていて、細胞の乾燥の違いで割れが入ります。「芯持ちは割れる」と言われているからです。
 カスガイはホッチキスの針を大きくした形で、離れないように打ちます。子はカスガイのそれです。

欅のです。(末はの上部にの線を引いてこずえの「」の事だそうです)
欅は、ほうき型なので、割れないように又の上で切ります
幹に割れが入って、商品価値が無くなると 困るからです。
又の枝のところで伐って、さらにボンドを塗ります。写真切り口の中心の色が不自然なのはボンドの色です。
 これも幹の中心からの割れを防ぐためです。
欅の又 欅の又

欅の又 欅の又

良材の時は、市場でも高値になるように、切り直しをして、直ぐにボンドを塗って 手をかけます。
切り口の善し悪しで、競りの価格が変わるからです。
 それも過去の話で、欅の需要が無くなり、今は製材所も在庫を抱えているので、買わなくなり高値は付きません
欅の末 欅の輪切り
こちらは、ただの輪切りです

欅の木目です。はじめに普通の幹の木目これは普通で綺麗です。
欅の木目 P2260288.jpg

次に、又の所のヒネった木目を、杢と言います(たぶん・・・)
木目が、グチャグチャしている部分これが、独特で面白い。欅の特徴です
欅の木目 欅の木目
木目が少しヒネって、波のようになっている。白太は完全にヒネっている

欅は、木目が面白いのと、強い木なので、看板にも、よく使われます
欅の看板 欅の看板

今までも、何度か欅の事を書いていますが、男らしい木だと思います(個人的な感想)

次回は、日本に馴染みのある「松」について書こうと思います。

桧 / ひのき

木の紹介 第2回は、ヒノキです。
市場に出品されるほとんど「杉」の次、第2位は「桧」です。
の木の樹皮は 『乾燥していてパサパサ』状態で、筋状に剥がれる感じです。
色は、ピンク色といわれている。(私には茶色に見えます)
木口は、白い。(真ん中がピンクだったり茶色の場合もある)
細胞的には細かくギュッとしてる。(成長するのに杉の3倍くらいかかる)
抗菌で、匂いも良く、桧風呂や、神社仏閣にも 使われる。

では、撮りためた写真です
樹皮は杉よりは、パサパサした皮の写真ですが、張り付いてるのもあるので、杉と間違いそうです。
ヒノキ ひのき

桧は「火の木」だけあって、ピンク色と言われていますが、雨が降ると甘皮が、この通り「真っ赤」です。
この写真は、皮が結構むけているので、木が水分を吸い上げていて皮がむけやすい春先の季節の木かも知れません。
(切ったり、運んだりするときに、皮がむけて滑りやすい)
赤ケヤキ 雨で赤桧

桧の切り口は、白っぽいピンクと言われていますが、下の写真は良材(形も色も良し)
右下の写真は、細い丸太ですが、年輪からも、硬そうなキュッとした木目が 詰った感がします。
素人は、太ければ高くなると思いがちですが、適寸と言うのがあって、細くても需要があるサイズは高くなります。
(ちなみに、チョークで書いてる6は、16cmと書くとチョークが減るので、10は、書きません)
桧 木口 細い桧

秋の記念市で賞に入った桧です。
年輪が細かく均一。芯が真ん中にある。丸い形。真っ直ぐな幹で節が無い。
色が良い。しかも、直径50cm 長さ6m。
下の写真は、根元の所が、花びら型になってるのが可愛いので、撮りました
桧 銘木 桧 花型

競りに並んだ桧。やはり、色白さんです。下の輪切りの写真をみると、少しピンクがかってるかも
PA160948_20210824164416cef.jpg  桧 輪切り

良材の桧の年輪アップと、製品の写真
ひのき年輪 桧 板

桧の葉っぱと、立木の桧は、葉っぱが横にヒラヒラしてるように、見えるのは私だけでしょうか
桧 葉  P6200376_202108241538356bd.jpg

以上が、市場で見る「ひのき」の紹介です。
私が思うのは、は、色白できめ細やかな肌触りが良くって、女性っぽいな~って、思います。
は重くて、どっしりしていて、木目も杢と言われるくらい存在感があって、男性ぽいな~って、思います。
は、暖かみがあって、使いやすくて、家庭的かな?って、思います。
・・・と、いうことで、次回は、欅の話しです。

杉 / すぎ

なかなかブログの更新が出来ません。最近は、話題も木の話からかなり脱線してるので、
を新たにして、最初の頃書いていた『木の話』を 綴っていこうと思います。
 まずは、市場で流通している木と言えば、90%以上を占める『杉』と、『桧』5%・・・(昔は10%以上)が、代表ですが今回は『』の話しです。

木材市場に出てくる木は、長さ4mの丸太。幹だけの状態で、枝や葉が付いていません。
 木の種類を見分けるのは、木の皮と、切り口(木口/こぐち)で判断します(木の善し悪しも、皮と木口で 見ます!)

の木の樹皮は、帯状になっていたり成長すると網目のようになっていたりします。
 色は、茶色で、張り付いた感じです。(ここが杉・桧の難しいところです)
 木口は、真ん中が赤く周りは白い。
 細胞的には目が粗く成長が早い。わりと軽い木なので、加工しやすく。家などに使われる。

では、今までに撮りためた写真から説明します。
杉の皮(50年くらい)
杉皮  杉皮

100年くらいの杉の皮
100年くらいの杉皮  ひねた杉皮

杉の切り口
杉木口2  杉木口
 
真ん中の茶色い年輪の部分を赤身「アカミ」と言います。
伝票に「赤身寸険」と書いてある時があるので
この茶色い部分だけを測ってあるのだと思います。

周りの白い部分は白太「シラタ」と、呼ばれていて
水分が多いから、割れやすい!腐りやすい!
「シラタが少ないほど『イイ木』なんやで!!」
と聞きました。

杉の葉
葉っぱを見れば、直ぐに杉と分かりますが、遠くから見た場合は、モコモコした感じです(個人的感想)
 若い杉は、テッペンがとんがった形です。山では綺麗に整列しています。
杉葉  杉

山の杉です。少しトンガッタ感じで並んでいるのがが、杉です
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良い杉として、白太が少ない杉と、まん丸に成長した杉
白太の少ない良木  丸い杉

板に挽いた「杉」
杉  杉板

水分の多い平地等で成長した、黒い杉
黒い杉  黒杉

以上が、杉の見た目の話しでした。

自宅近くの田んぼの真ん中に、古い牛小屋があって、この春から電気柵のような柵が作られて、柵の中では山羊が2匹のんびり草を食べています。
 最近、山羊が屋根に登っていたので、写真を撮ってきました
P7010181.jpg  P7010188.jpg

仲が良いのかと思っていたら、近づいてみたら雄が子ヤギを角で攻撃しています。
 その後、子ヤギは屋根の上を走り回って、いました。
P7010189.jpg
でも、のどかな、風景です。
プロフィール

市場のお姉さん

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